花粉の飛散 暖冬傾向で今年は早い!? すでに”花粉症”の症状訴える人も 専門医が飛散を分析、その結果は…

仙台市内の公園のスギ林です。枝の先がオレンジ色になってきているのがわかります。実はスギ花粉、
すでにわずかながら飛んでいる可能性があります。

29日に設置したtbcの花粉観測装置ポールンロボは、30日・31日と花粉を1個ずつ観測しています。
花粉が飛散し始めると気になるのが花粉症ですよね。
専門医は暖冬傾向で本格的な飛散開始が早まるとみています。

泉区の加茂耳鼻咽喉科です。今年は例年よりも早いペースで花粉症の患者が訪れています。

患者:「せきが今年はひどく出始めたので」
患者:「1月半ばくらいから最初目のかゆみが出て、あと鼻水、朝起きた時くしゃみが止まらない。
ちょっとくしゃみが出るくらいでまだひどくはないです」
星野誠気象予報士:「この病院では30年以上前から、こちらの装置でスギ花粉の観測を行っています」

この耳鼻科では今年はまだ観測されていませんが、去年は1日1500個を数えた日もあるなど過去最多の超大量飛散でした。
このため花粉症ではなかった人も今年新たに発症することがありうると言います。

加茂耳鼻咽喉科・柴原義博院長:「花粉症の『うつわ』がたまっていってあふれると症状が出ると言われているんですね。
去年症状が出なくても、今年ある程度浴びるとあふれるようになって症状が出る人はいると思います」

柴原院長の分析によると、今年の飛散数は去年の6割程度にとどまるものの例年よりは多い予想です。
また、暖冬のため、本格的な飛散開始は例年より早く仙台では2月中旬頃になると見込んでいて、
早めの医療機関の受診を呼びかけています。

加茂耳鼻咽喉科・柴原義博院長:「1日1回で済む眠気の出ない薬が何年か前から
出てますのでそれを飲んでもらったり貼り薬も出てきたのでそれを貼って
もらえれば」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d80dac173e4220400a0e9d109f5ab9b06f24418