中国が韓国の選挙に介入、組織的な情報工作を多数確認…ネイバーニュースのコメント欄を分析(上)

中国人が韓国のポータルサイト「ネイバー」へのコメント書き込みを通じ、組織的に韓国の大統領選挙と地方選挙に介入していたことが韓国の研究チームによって解明された。コメント活動を行った人々は、保守系与党である国民の力の候補を批判し、革新系野党である共に民主党の候補は支持した。

(略)

ユン教授は「海外で確認された中国のコメント工作活動とほとんど同じ内容がハングルで作成されて拡散されるなど、組織的介入としか考えられない」と話した。これらのアカウントは互いをフォローし、ネットワークを形成していたという。彼らがお互いのコメントに「いいね!」を押せばコメントは記事上位に表示されることになる。

研究チームは、中国のコメント工作を内容によって大きく8つに分類した。親中的内容、中国の見解による国際関係分析、韓国文化・国民に対する卑下、親中派支持および反中政治家中傷、反米・反日扇動などだった。研究チームは、問題のアカウント50個余りのうち、ネットワークハブの役割をしている3個を選び、彼らがネイバーのニュースページに残したコメントを全数調査した。2019年5月から今年9月までこの3つのアカウントが残したコメントは2万6207件だった。

その結果、中国が21年から22年の大統領選と地方選挙で国民の力の候補に対するさまざまなネガティブコメントを残していた事実が確認された。逆に民主党候補には支持のコメントを付けた。また、類似する内容を一部書き改め、さまざまな関連ニュースに繰り返し書き込んだ。

https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/01/11/2024011180103.html