たっぷり吐く白い息は元気な印 豪雪地・木島平村の牧場
2024/01/13 07:05 信濃毎日新聞

冷え込みが厳しさを増し、豪雪地帯の木島平村上木島では9日、氷点下10度を下回った。村内にある中沢牧場では、牛が吐く白い息がもくもくと漂っていた。

牧場では220頭のホルスタインと10頭の和牛を飼育している。朝方に搾乳を終えた牛は餌を頬張りながら、しきりに息を漏らした。

場長の水上清治さん(42)によると、牛は体温が38~39度で人間より2度ほど平熱が高い。「暑さには弱いが、寒さには強い。朝晩元気に餌を食べて、口と鼻からたっぷり白い息を吐いてます」

冬は搾った牛乳の脂肪分が高く、濃い味わいになるという。1日3500キロほどを農協に出荷している。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024011300069