世界一の空港、オマーンのマスカット−日本は３カ所トップ10入り
近頃は航空会社や空港でのトラブルはほぼ避けられないように感じられるが、それは普段利用している空港に問題があるためかもしれない。
実際にそうなのかどうかの判断に役立つのがエアヘルプが毎年公表する空港のベスト・ワーストランキングだ。同社は航空便の欠航や遅延、荷物の紛失などのトラブルが生じた場合にカスタマーサービスへのクレーム請求を代行する支援を行っており、世界中のデータベースに登録されている4000余りの空港を分析。評価には各空港の定時運航率に加え、空港の運用状況や食事・ショッピングの選択肢に関する利用客のフィードバックなどが含まれる。
今年の調査では１月１日−９月30日に収集されたデータに加え、乗客１万5800人余りを対象としたアンケートの回答が反映されている。
その結果、世界一の空港はオマーンのマスカット国際空港となった。
２位はブラジルのレシフェ・グアララペス国際空港、３位は南アフリカ共和国のケープタウン国際空港だった。
日本とブラジルは、空港のパフォーマンスでおおむね上位を占めており、世界のベスト空港トップ10にそれぞれ３カ所ずつランクインしている。米国のハブ空港のうち、世界のトップ50に入ったのは、ミネアポリス・セントポール国際空港（13位）とシアトル・タコマ国際空港（34位）、デトロイト・メトロポリタン国際空港（38位）のわずか３カ所だった。
世界の空港ベスト10
10位：奄美空港（ASJ、日本）
９位：成田国際空港 (NRT、日本)
８位：タンクレド・ネベス国際空港 (CNF、ブラジルのベロオリゾンテ)
７位：ヴァウ・デ・カンス国際空港 (BEL、ブラジルのベレン)
６位：大阪国際(伊丹)空港（ITM、日本）
５位：ハマド国際空港（DOH、カタールのドーハ）
４位：プレジデント・ジュセリノ・クビチェク国際空港 (BSB、ブラジルのブラジリア)
３位：ケープタウン国際空港 (CPT、南ア)
２位：レシフェ・グアララペス・ジルベルト・フレイレ国際空港（ブラジルのレシフェ、REC）
１位：マスカット国際空港 (MCT、オマーン)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-20/S5XTSTT0AFB400
