日本では親と同居の独身者が多く、特に地方で女性差別的な慣習が残る。
また、恋愛感情は重視されず、将来にわたり親に子育ての責任がかかる。

このため、欧米のような両立支援だけでは効果的な少子化対策にならない。

若年男性の経済格差が拡大し、女性が十分な収入を得ることや働き続けることが難しいなか、

「男性が家計を支える」という意識が続けば結婚は増えない。

今後の少子化対策は、「収入が不安定な男性をどのように結婚までもっていくか、
そのような男性と結婚しても大丈夫という女性をどう増やすか」にかかっている。 


https://www.keidanren.or.jp/journal/times/2022/0519_07.html