教室、体育館倉庫でわいせつ行為 都教委、中学校教諭2人を減給処分

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 東京都教育委員会は8日、勤務時間中に教室でわいせつ行為に及んだとして、多摩地域の同じ中学校に勤務する男性教諭(34)と女性教諭(33)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと発表した。2人は勤務時間外にも体育館倉庫や放送室など施設の不適切使用を繰り返していた。

【写真】児童生徒との交際関係は成立しないと呼びかける教職員向けポスター=都教委提供

 都教委によると、今年2月に中学校がある地域の教育委員会に情報提供があり、聞き取りに2人が認めた。2021年ごろから22年まで、断続的に不適切な使用をしていたという。2人は「仲良くなって学校外で会っていたが、業務が忙しくなり校内で仕事の相談などをしている中で、不適切使用に至った」と説明しているという。

 また、区部の都立高の男性主任教諭(45)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。昨年10~11月、大学の公募制推薦入試の受験を希望した生徒が校内選考を通過したにもかかわらず、本人に通知していなかった。主任教諭はこの生徒の担任で、書類の提出がないため生徒に確認したところ、伝え忘れが発覚。出願に間に合わなかった。

 主任教諭は、「他の業務を優先してしまった。他の教員も伝えていると思った」と説明し、反省しているという。生徒と保護者には教諭と校長が直接謝罪した。(本多由佳)