今年韓国でリバイバルヒットを記録した“愛を伝えたいだとか”ではパーカッション、赤と緑の照明が一足早いクリスマスムードを感じさせた“ら、のはなし”ではスレイベルと、ライブならではのアレンジも加えつつ、長いツアーを共にしてきた6人のバンドメンバーとの呼吸はすでにぴったり。 “空の青さを知る人よ”はリリカルなピアノのイントロから始まり、曲が進むに連れて歌も演奏も徐々に熱を帯びていく名演だった。

MCではお馴染みとなったオーディエンスをスクリーンに映し出す双眼鏡が今年も登場して、「どこから来たの?」「誰と来たの?」「私のライブ何回目?」というあいみょんの問いかけに大声で応えたり、ツアーグッズを振ってアピールをしたりと、軽妙なやりとりがとても楽しい。この日も含め、今回のツアーでは全国各地はもちろん、韓国や中国からライブを観に来た人も多かったようで、そこからもコロナ禍の収束を感じられた。


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