《ハマス襲撃》裸で連れ去られた22歳ドイツ人女性のその後……母親が明かした現地のリアル「クレカ使用形跡」「頭に重傷を負い危篤状態」 「ガザの病院にいる」

 メディアの報道に加え、一般の人々が現地の惨状をとらえた動画や写真もSNS上で拡散されている。特に有名な映像が、ほぼ裸体のままうつぶせになった女性をハマス戦闘員らがトラックで運ぶ様子を撮影したものだ。足に彫られたタトゥーや髪型などから、この女性がフェスに参加していたドイツ人女性のシャニ・ルークさん(22)であることが明らかになっている。

 動画の中で、男に髪をつかまれたシャニさん。その足は不自然な方向に折れ曲がり、意識不明の状態にもみえた。そのためネット上では、彼女がすでに亡くなっていると受け止める人々も多かった。

しかし、シャニさんの母親であるリカルダ・ルークさんは、「娘が生きているとの情報を受け取った」とドイツのタブロイド紙『ビルト』で語っている。シャニさんは音楽フェスの最中にも、母親と連絡をとっていたが、途中で音信不通に。ほぼ裸体のままトラックで運ばれる映像は、その後のシャニさんの姿だろう。母親によると現在、シャニさんは頭部に重傷を負っており、危篤状態なのだという。現在はガザ地区にある病院に入院しているとのことだ。また、母親は10月8日夜にシャニさんのクレジットカードがガザ地区で使われたという報告を銀行から受けたことも明かしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/146e4d7c00badeca6b7bdca4e49bd3444bc9ae75