スマホやドローンにワイヤレスで給電 京セラが基礎技術開発 独自の制御で


 京セラは11日、空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムを実現する基礎技術を開発したと発表した。電波(マイクロ波)の放射を集中させる技術(ビームフォーミング技術)と、電波の伝搬環境に応じてリアルタイムに電波放射を追従制御する技術(アダプティブアレー技術)を融合させた。

ワイヤレス電力伝送が実現できれば、電池交換や充電の手間、配線の制限で設置できなかった機器やデバイスの設置自由度が高まる。工場内センサーやIоT機器など情報通信機器、スマートフォンや携帯などのモバイル機器、ドローンなどの移動体(モビリティー)にも、安定した電力が伝送できるようになる。独自の技術で様々な電子機器へ電力を供給することで、新たな価値を創出し、電源に不自由のない社会の実現を目指す。


 技術は、17~20日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「CEATEC 2023」でも披露される予定。

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