自作のステッカーを販売したり、子ども用品をPRするモニター契約を結んだり、副業を無許可で繰り返したとして、兵庫県警は25日までに、県警本部の交通部門に勤務する30代の女性巡査長を所属長訓戒処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

【写真】中学教諭、許可なく副業し収入得る SNSで希望者募りオンラインで面接指導 神戸市教委が懲戒処分


 県警によると、巡査長は2019年3月〜22年3月ごろ、インスタグラムの自身のアカウントで、「dog in car」と書かれた車体に貼り付けるイラスト入りステッカーなどを約380回にわたって販売し、約130万円を売り上げたとされる。

 また、21年ごろからは、無償や割引価格で商品の提供を受ける代わりに、インスタでPRする「アンバサダーモニター」の契約を一般企業49社と締結。子ども用品約50点(計約40万円相当)を無料で受け取っていたという。

 巡査長が副業をしているという情報提供が県警のメールフォームに寄せられて発覚した。聞き取りに対し巡査長は「利益が出ていないので、副業には当たらないと思った」「絵を描くのが趣味で、多くの人に見てもらいたいとの思いでステッカーを売っていた」などと話したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0023a829c0793ff861a5be736593d8fa73dcee32