職務中に“バッグ盗”は「追跡から逃げられたことへの嫌がらせ」か ドラレコのSDカード抜き取り携帯電話投げ捨て…元白バイ隊員起訴内容認める
9/22(金) 19:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/71ad24b8de4927467dbe375438e6270e4a15fbd4
白バイ隊員としての職務中に浜松市内の駐車場で現金などが入ったバッグを盗んだとして、窃盗の罪に問われている元警察の男の初公判が9月22日、静岡地裁浜松支部で開かれ、男は起訴内容を認めました。
<山口駿平記者>
「被害に遭った男性は駐車場に車を止めたのち、カバンがなくなっていることに気づき、警察に連絡。その数日後、警察官が犯行に及んだ可能性があると告げられました」
窃盗の罪に問われているのは、静岡県警交通機動隊で白バイ隊員を務めた元巡査部長の男(41)です。
起訴状などによりますと、元巡査部長の男は2023年7月、浜松市中区の店舗の駐車場に止めてあった車の中から現金18万円などが入ったバッグを盗んだ罪に問われています。
静岡地裁浜松支部で開かれた初公判で、元巡査部長の男は起訴内容を認めました。
検察側の冒頭陳述で、元巡査部長の男は交通違反があったとみられる車を取り締まろうと追跡している最中に駐車場に止めてあった車を発見。運転手が見当たらなかったことから身元につながるものを探そうと思い、財布などが入ったバッグを持ち出し、結果、窃盗に至ったとしました。
また、バッグを車に戻さなかったことについては「追跡から逃れられたことについての嫌がらせ行為」としました。
さらに、車内に設置されていたドライブレコーダーのSDカードを抜き取ったり、バッグに入っていた携帯電話などを用水路に投げ捨てたりしたと指摘しました。
続いて行われた被告人質問で法廷に立った元巡査部長の男は「法を守る立場でありながら法を犯してしまい申し訳ない」と謝罪を述べました。
<山口駿平記者>
「高田被告が起訴内容を認めたことについて被害男性は『警察官が犯行に及んだことが確定的になり、残念な気持ちだ』と話しました」