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『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の脚本を手がけたことで知られる岡田麿里が脚本と監督を務めた新作アニメーション映画『アリスとテレスのまぼろし工場』(9月15日公開)の入場者プレゼントに関する情報が解禁となった。描き下ろしの版権ビジュアルを大胆に使ったグッズを6週連続で配布予定。1週目(15日配布)&2週目(22日配布)は「恋する狼少女シリーズ」のビジュアルカードを上映劇場にて数量限定で配布する。あわせて、ファイナル版予告映像が解禁された。
岡田によるオリジナルストーリーをアニメーション制作会社・MAPPAが映像化。変化を禁じられた世界で、止められない“恋する衝動”を武器に、未来へともがく少年少女の物語。
ファイナル版予告は、突然起こった製鉄所の爆発事故と空に広がるおびただしい数のひび割れに、14歳の主人公・正宗たちがとまどう様子から映像は始まる。
「この見伏に閉じ込められてしまったのです!」と製鉄所からの発表がこだまする中、「菊入正宗14 歳、俺たちはどこにも行けない」と、時が止まった町からが出られなくなってしまった正宗は退屈そうな視線を投げる。
そこに現れたのは、気になる同級生・睦実。「私の名前、どういう字書くか知ってる?六つの罪と書いて、六罪(むつみ)」と強気な視線を正宗に投げつけながら、映像は、無邪気に飛び回る謎の少女・五実と、睦実、そして正宗との出会いを映し出す。
しかし、これは世界の均衡が崩れる始まりだった。絶叫する正宗、吹き飛ばされる睦実、泣き顔の同級生などの姿と、突然現れた狼のような煙が混ざり合う、疾走感あふれる映像に変わり、全てを飲み込んでしまいそうな煙が、とてつもない迫力で縦横無尽に動き回る。まさに、“何かの崩壊”を予感させる映像には、思ず息をのむ。
後半は、「どこにだって行けるのに、気持ちだけどこにも行けない毎日を送っている」「この世界に正しいことなんてあるのだろうか」と、机にふさぎ込み鬱屈した気持ちを絞り出すような正宗の声、「この異常な世界だって人はいくらでも変われる」という叔父・時宗の決意が込められた声が続き、怒とうのクライマックスへとなだれ込んでいく。
「いたぁぁいーーーーー!」という少女の絶叫に反応して、ひび割れていく空と降り注ぐ雨が意味するものとは?動き出してしまった止められない恋の衝動をぶつけ合いながら未来へともがく少年少女たちが、最後に見るものは果たして何なのか?MAPPA制作陣が生み出した、新次元で描かれる圧倒的な映像美とともに、劇場の大きなスクリーンで見届けたくなる予告映像だ。