血痕付着のレインコート押収 返り血対策か、札幌遺体切断

 札幌市の繁華街ススキノのホテルで男性(62)が殺害され、遺体が切断された事件で、殺人の疑いで再逮捕された無職田
村瑠奈容疑者(29)=同市厚別区=の自宅から血痕のようなものが付着したレインコートが押収されたことが16日、捜査関
係者への取材で分かった。札幌・中央署捜査本部は、返り血対策のために着ていたとみている。

 捜査関係者によると、父で精神科医の修容疑者(59)は事件前に札幌市内で、1人でレインコートを購入していた。男性の
死因は首元付近を複数回刺されたことによる出血性ショックで、肺近くに達する深い傷もあった。

 捜査本部は16日、瑠奈、修の両容疑者と母の浩子容疑者(60)を送検した。送検容疑は7月1〜2日、男性をナイフのような
刃物で刺し、死亡させた疑い。捜査本部は、客室に立ち入ったのは瑠奈容疑者だけで、両親は共謀したとみている。

 男性は北海道恵庭市の会社員浦仁志さん。捜査関係者によると、5月下旬にススキノのダンスクラブで瑠奈容疑者と知り合
い、トラブルになったとみて経緯を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f57a5820ee4a058146e6393eb46af394ce356653