モスクワ、ロシア、7月19日 (AP) ― ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナのクリミア半島とロシア本土を繋ぐ「クリミア大橋」は、軍事・民間を問わず重要な補給路として、また半島におけるクレムリンの支配権を誇示する象徴として、ロシアにとって物流面ではもちろんのこと、心理面でも大きな意味をもつ。

 そのクリミア大橋が17日未明、攻撃され一組の夫婦が死亡、その娘が負傷した。

 この攻撃で自動車専用の橋げたの一部が橋脚から大きくズレた。当初、昨年10月の爆破時に比べ被害は軽微かとみられたが、橋の脆弱性が浮き彫りとなった。
 ロシアはこの2回の攻撃について、ウクライナを非難している。

 ウクライナ安全保障局の報道官は17日、直接的に攻撃の責任を認めるはしなかったが、ウクライナが戦争に勝利すれば、そのとき爆破を組織した詳細を明らかにするだろうと述べた。

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