都内の私立小学校に教員として勤める新垣ユウさん(仮名、27歳)は、大学3年生のとき、同級生とこんな話をした。

「妊娠の仕組みがわからない」
「彼が避妊をしてくれないけれどそれでいいのか。よくないと思う自分が間違っているのかわからない」

新垣さんたちが通っていた高校では、性教育は行われていなかった。保健の教科書のそのページは、先生が「飛ばしましょう」と言っていたのを思い出した。妊娠して高校を中退になった後輩もいて、それは「性教育を受けていないからではないか」という話になった。これがきっかけで、新垣さんは性教育を扱うゼミに入ることを決めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/76ce91a22dee252d6ad0a512965b3df9e1d59055