世界中で急成長中の、中国発のEコマース企業、SHEIN(シーイン)。
日本ではここ数年、インフルエンサーのSNSやユーチューバーの爆買い動画などに影響を受けて購入する顧客が急増している。
アメリカ国内で販売を開始したのはEC調査会社によると2012年という。
インスタなどの影響で、それから程なくして「驚きの安さと可愛さ」を求める層の間で人気が爆発した。
筆者も日本で話題になる数年前にすでに購入体験済みだが、生地の薄さやクオリティなどに失望し(当時)もう利用しないと決めた消費者の一人だ。
私のような客層は一部であり、シーインにとって痛くも痒くもないだろう。
一定数いるいわゆる質は二の次で「安くて可愛く&セクシー」な衣料を求めるZ世代を中心に、相変わらずの人気だから。
その急成長ぶりは、アメリカで高く評価されている。
「08年に設立された中国発の小売業者、シーインは世界でもっともグーグル検索されるファッションブランドになった」(タイム) 「2022年の企業価値は1000億ドル(約13兆円超)に達し、
ファストファッションの前身であるH&MとZARAの総額を超えた」(インサイダー) 止まない「まんまパクリ疑惑」 飛ぶ鳥を落とす勢いのシーインだが、良からぬことが起こっている。
以前よりルイヴィトン、、ラルフローレン、無印良品などに似たような商品を販売し、パクリ疑惑の訴訟が起こっているが、最近はそれが頻発しているのだ。
今月11日も、米デザイナーが「まんま同じコピー商品が販売された」と、シーインに対して訴訟を起こした。
独立系デザイナーのクリスタ・ペリー(Krista Perry)さん、ラリッサ・マルティネス(Larissa Martinez)さん、
ジェイ・バロン(Jay Baron)さんの3人がカリフォルニアの連邦地方裁判所に提出した訴状では、同社が秘密のアルゴリズムを使ってトレンドやデザインを迅速に特定し、
複製している」との主張があり、「悪質な著作権侵害」だと同社を非難している。

「丸パクリ疑惑」中国発のSHEIN(シーイン)また訴えられる 米で止まない訴訟問題
https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20230718-00358353