今年の全国最高となる39・7度を群馬県桐生市で記録した16日に続き、17日も厳しい暑さになりそうだ。気象庁などは「熱中症警戒アラート」を福島県、東京都、愛知県、大阪府、福岡県など前日を大きく上回る32都府県に発表。対象は今年最多で、危険な暑さに注意を呼びかけている。

 日本の南にある太平洋高気圧が九州から北陸にかけて張り出し、大陸側のチベット高気圧も日本側に勢力を強めているため、日本付近は「ダブル高気圧」の状態となり、連日の猛暑が続いている。

 17日の予想最高気温は、東京37度、名古屋38度、大阪35度、福岡36度などとなっている。

 一方、停滞する梅雨前線の影響で大雨が降った秋田県では、前線の活動は弱まったものの、暖かく湿った空気の流入が続き局所的な大雨となる恐れがある。18日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、秋田県沿岸20ミリ、内陸20ミリ。18日午前6時までに予想される24時間降水量は、沿岸50ミリ、内陸50ミリとなっている。(宮野拓也)

朝日新聞社
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