【陸上】DLストックホルムで環境活動家がレースを妨害 ワルホルムは「正直、腹を立てている」と憤慨
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2日、スウェーデンのストックホルムでダイヤモンドリーグ(DL)第7戦のバウハウス・ガランが行われ、男子400mハードルのレース中に、環境活動家がトラック内に侵入し、レースを妨害するハプニングがあった。

抗議者たちはスタンドの最前列で試合を観戦していたが、選手たちがフィニッシュする直前に柵を乗り越えてトラック内に入り、6レーンにまたがる横断幕を掲げた。

大外の8レーンを走り、47秒57で優勝した東京五輪金メダリストのK.ワルホルム(ノルウェー)はほとんど影響を受けなかったものの、2位以下の選手は抗議者を避けるなどしてタイムを大きく落とした。

選手たちにケガはなかったものの、ワルホルムはレース後のインタビューで「抗議するのは許されるが、この方法はありえない。ここに来て仕事をしている人たちに対して失礼だし、正直、腹を立てている」と怒りをあらわにした。

泥炭炭鉱の採掘の禁止を訴えた活動家たちは、地元の警察に逮捕されている。欧州では環境保護を訴える団体がスポーツイベントや美術館などでの妨害行動が続いており、問題となっている。