コンパクトデジタルカメラ市場で、ソニーのシェアが急減している。昨年5月の販売台数シェアは21.1%でトップ。
しかしこの5月では4.2%で7位にまで転落した。一体ソニーのコンパクトデジカメに何が起きているのか。
全国の家電量販店やカメラ量販店、ネットショップの売り上げを集計するBCNランキングで明らかにする。
現在、コンパクトデジタルカメラ市場全体では、1/2.3インチセンサー搭載モデルが59.8%を占めている。メーカー別では、
トップシェアのキヤノンは1/2.3インチが77.6%を占めるほか、2位KODAKでは、すべてが1/2.3インチだ。その他、
instax miniシリーズが好調の富士フイルムは、もっと小さな1/5インチが97.3%。ケンコー・トキナーも、
1/2.3インチよりやや小さな1/3.2インチが77.5%を占める。このほか、1/2.3インチモデルの構成比は、リコーイメージングで91.9%、
パナソニックでも85.7%を占める。一方ソニーの1/2.3インチは、昨年5月こそ8割を超えていたが、この5月までには2割台に縮小した。
これが、ソニーのシェア急減の背景だ。つまりソニーは、コンパクトデジカメの過半を占める1/2.3インチセンサーを搭載する
低価格モデルのシェア争いからは「降りた」わけだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/326bd494876d2c3f52b1c90b7e9516395ec0cbe8