【全文】「さっさと自首を」「どんなことされても許しません」ひき逃げで息子を失った母親が胸の内語る 指名手配の八田與一容疑者…逃走1年
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大学生2人が死傷した大分県別府市の死亡ひき逃げ事件。ひき逃げの疑いで公開手配されている大分県日出町の会社員、八田與一容疑者(26)は去年6月、別府市の県道でバイク2台に軽乗用車で追突、大学生2人を死傷させ逃走した疑いが持たれています。未解決のまま発生から6月29日で1年。亡くなった大学生の母親がコメントを寄せました。

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■どんな息子だったか

小さい頃はやんちゃで負けん気が強く、友だちともトラブルになることも度々あり ました。その度に私は、言われた相手の気持ちになって発言するように何度も言い 聞かせました。人に怪我をさせてその相手が夢を諦めるようなことがあれば、あな たも夢を諦めないといけなくなる。あなただけが夢を追いかけることはママは許さ いよ、と。そう言い聞かせているうちに息子はどんどん成長し、サッカーに夢中になり、喧嘩をしないようになっていきました。

小学校の頃から近所にはたくさんの幼馴染がいました。その中にハーフの友だちも複数いて、その影響で海外サッカーや洋楽、洋画にも興味を持ち始めました。

小学校の頃は学年関係なくいつも校庭でサッカーを楽しみ、家にはたくさんの友だちが遊びにきました。中学校になるとますますサッカーにのめり込み、学校以外のサッカー友だちもたくさんできました。

高校になると更に多くの友だちが家に泊まりに来るようになりました。卒業してその友だちが全国、世界へと散らばり、すごい人脈となっていることを嬉しそうに話していました。

大学に入ると勉強の傍ら、幼馴染と日本全国47都道府県の名所をめぐる旅行を楽しんでいました。多くは車中泊、2023年春から予定していたアメリカ留学までには、全国制覇する計画を立てていました。結局、息子は20県ほどしか行くことができませんでしたが、先日47都道府県制覇した親友がお土産を持って報告に来てくれました。

大切にしていた言葉は、最初に通ったサッカーチームの恩師の言葉「がんばるやつはかっこいい」。自分で決めたことは全て頑張りました。そして、次の目標「世界で活躍する経営者」を目指して頑張っている最中でした。