特定外来生物のカミツキガメを無許可で飼育したとして、警視庁生活環境課は21日、外来種被害防止法違反の疑いで、東京都江戸川区の無職の男(66)を書類送検した。調べに対し、「子供のようにかわいがっていたカメを手放したくなかった」と容疑を認めているという。

書類送検容疑は、4月12日、国の許可を得ないで、特定外来生物のカミツキガメ1匹を自宅で飼育したとしている。

生活環境課によると、飼育されていたカミツキガメは約30年前にペットショップで購入されたものという。カミツキガメは平成17年に特定外来生物に指定され、飼育には環境相の許可が必要になった。男は、規制を知っていたが、必要な届け出をしていなかった。

カミツキガメは、男が別の事件で自宅の家宅捜索を受けた際、発見された。水槽にベニヤ板をかぶせる簡素な環境で飼育されていた。

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