両陛下、残留兵士の子孫らとご面会へ 父たちの「心」お伝えしたい
天皇、皇后両陛下は19日、先の大戦に関連し、終戦後もインドネシアにとどまりオランダとの独立戦争(1945~49年)に加わった残留日本兵の子孫らとのご面会が予定される。世代交代が進み、インドネシアでも残留日本兵のことを知る人が減る中、面会予定の子孫は「陛下には、両国の友好を願った残留日本兵の『心』を、後世に引き継いでいくとお伝えしたい」と話す。(橋本昌宗)
「父は戦争のことを何も話さなかった。言いたくないことが、たくさんあったんでしょう」。残留日本兵2世のヘル・サントソ衛藤さん(63)はこう明かす。ヘルさんの父、衛藤七男(しちお)さん(2003年死去)は先の大戦中に憲兵を務め、戦後はオランダとの独立戦争に加わった一人だ。
残留日本兵が相互扶助のため1979年に設立した「福祉友の会」などによると、独立戦争に加わった日本兵は約1千人とされるが、独立戦争により約半数が戦死・行方不明に。一部が後に日本へ帰国した一方、独立後も約300人の日本兵が現地に残った。
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https://www.sankei.com/article/20230617-XVYK3CISN5IP5DC4S37G3DCNKQ/