イケメン、小顔、ぽっちゃり…自分の「見た目」好きですか? どこまでが「ルッキズム」?
2023/5/14 15:21 神戸新聞NEXT
私たちはなぜ人の容姿にあれこれと口を出してしまうのでしょうか。薄毛の人をハゲと呼んだり、太っている人をデブと笑ったり…。
日本でも「ルッキズム」という言葉が広がっています。外見で人を判断したり、差別したりすることで、外見至上主義とも訳されます。
見た目を理由に人を傷つけることは許されないと、自戒や反省を踏まえて思う。それでも、容姿を巡る話題や言動は日常に溶け込んでいます。
イケメンの知人がいます。目と鼻がすらりとした色白の男性です。ことあるごとに「男前」と言われています。彼は照れるでも謙遜するでもなく、そんな「称賛」を静かに受け流します。
もし自分が彼のようにイケメンで、かっこいいと言われ続けたら。どう反応すればいいのか、きっと困る。
友人にフランス人の女性がいて、東京で芸能活動をしています。日本に来てから注目されるのが、顔の大きさ。「顔ちっさい!」と、いつも驚かれるそうです。
そのたびに彼女は「脳みそが小さい」と言われているような気がするといいます。文化や文脈、個人の価値観によってその伝わり方は変わります。
ぽっちゃりしている友人がいます。飲み会で、誰かがその体形をいじると、その彼は軽やかな切り返しで場を温めてくれます。「誰がクマのプーさんや!」
自らの薄毛を自虐ネタにして笑いを誘う人がいれば、カツラで隠したり育毛に励んだりする人がいる。整形手術やダイエットで理想の自分を追求する人もいる。
私たちはいつも誰かに見られ、誰かの姿を見ながら生きている。コンプレックスはきっと本人にしか分からない。
みなさんは、ルッキズムについて、どう考えますか。自分の容姿のこと、どう思っていますか。好きですか、それとも嫌いですか。もしよければ、聞かせていただけませんでしょうか?
神戸新聞では、容姿を巡る体験談や考え方を募集しています。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016350444.shtml
体験談投稿フォーム
https://forms.office.com/r/SAhuFi0C3B