佐賀県唐津市は21日、市役所の6課に同日午前、大量のファクスが外部から送られてきたと発表した。文書には市職員と所属部署名とともに、
「今日も返さないのか」といった借金返済を督促する文言が記されていた。市は業務妨害の疑いがあるとして唐津署に通報した。

 発表によると、午前9時20分頃から同11時までの間、延べ61回、計976枚の文書が送られ、業務に支障が出た。同じ頃、市役所周辺の
民間事業者3社にも同じ文書が大量に送られていた。ファクスの送信元はいずれも同じ県外の番号だった。

 文書で名指しされた職員に事情を聞いたところ、「違法な金融業者からお金を借りた」と説明。給与支給日のこの日に送りつけてきた、と見ている。

 市は、法令順守の点から看過できないとして職員を処分する方針。記者会見した草野陽総務部長は「民間の事業者にもご迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。

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