コーヒーチェーン店などで、名札のフルネーム表記をやめ、イニシャル表記にする動きが出ています。また、バスやタクシーでは運転者の名前の掲示義務をやめる動きも出てきています。その背景には「カスハラ被害」がありました。
都内のコーヒーチェーン「タリーズコーヒー」の店舗。店員の胸元には名札が付けられていますが、そこには「M・N」や「T・I」の文字。これは、店員の名前のイニシャルです。
タリーズコーヒーでは、去年5月から全店舗で名札の名前の表記をやめ、イニシャル表記に変更しました。きっかけとなったのは、名札を見た客からの嫌がらせだったといいます。
■名札の“フルネーム”必要? バスやタクシーは“廃止”へ
従業員の個人情報を守る動きは、さまざまな業種に広がり始めています。
国土交通省は、バスやタクシーの車内に設置されている運転者の名札について、事業者に掲示を義務づけることをやめる方針で検討を進めています。
この方針についてタクシー運転手は…
タクシー運転手
「賛成ですね。これ(名札)があることによって、クレームだとか嫌な思いをしたこともかなりたくさんありますので。いちゃもんみたいなものをつけられて、スマホで写真撮られて」
20代
「『名前覚えとくからな』みたいな事は言われたことあります」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aab7c7def4166ed65724d02673cdcd2888c6ff1?page=2