神奈川県横須賀市の自宅で今月、死亡しているのが見つかった無職、小野星三男さん(75)と妻の泰子さん(72)の
40代長男が9日、和歌山県内の警察署に出頭したことが捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警が
死亡に関与したとみて行方を追っていた。和歌山から移送し、夫婦への殺人容疑で逮捕する方針。

捜査関係者によると、長男は3月下旬、2人を殺害した疑いが持たれている。遺体には刃物で刺されたような痕が
あった。県警は司法解剖して死因の確認を進めるとともに、詳しい経緯を調べる。

県警によると、親族が6日深夜「連絡が取れない」と110番通報し、7日未明に1階の和室でそれぞれ布団が
かけられた2人の遺体が見つかった。長男は2人と同居していたが、連絡が取れなくなっていた。

横須賀市生活支援課によると、泰子さんは過去に、長男の就労に関して相談を寄せていた。
https://www.sankei.com/article/20230409-UM6KUNJMKVOK7AUGIESENKEQIU/