アメリカ大統領への返り咲きを狙うトランプ氏の“党内最大のライバル”が大統領選の候補者争いで鍵となる州で
遊説行脚を始めました。
10日に中西部アイオワ州に姿を見せたのは南部フロリダ州のデサンティス知事です。
自身の根城とは別の州の有権者を前にした演説でフロリダ州知事としての実績をアピールしながら、
バイデン政権の新型コロナウイルス対策などを痛烈に非難しました。
デサンティス知事：「新型コロナの感染拡大で、世界が正気を失い、常識が突然、常識でなくなった時、
フロリダ州は正気の避難所であり続けたことを誇りに思う。フロリダ州はこの国中、世界中からやってくる人々のための
自由の城塞都市だったのです」
デサンティス氏は、大統領選挙について直接言及することはありませんでしたが、11日には西部ネバダ州に
訪問するほか、東部ニューハンプシャー州などにも訪れる予定だと報じられています。
いずれの州も大統領選挙の際に党の指名候補選びが他の州に先駆けて実施される重要な州です。
共和党からはトランプ氏やヘイリー元国連大使らが出馬を表明していて、ワシントン・ポストによりますと、
デサンティス氏はすでに周囲に出馬の意向を示し、5月以降に正式に表明する可能性があるということです。
デサンティス氏が出馬すれば、大統領への返り咲きを狙うトランプ氏にとって、党内最大のライバルになると
目されています。
トランプ氏は自身のSNSで「アイオワ州の観客は非常に少なかった」とさっそく“口撃”し、デサンティス氏の動向に
警戒感をにじませています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d10f2e3e5c314d5313c34ed4b24571e9c67f84e
