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米ヴァージニア州の小学校で今年1月、1年生の男子児童(6)が教員を銃で撃って負傷させる事件が発生した。現地の検察官は8日、この児童について、訴追される可能性は低いと述べた。
事件は1月6日、ニューポート・ニューズ市のリッチネック小学校で発生。教員のアヴィゲイル・ズワーナー氏(25)が男児に手と胸の上部を撃たれた。一命は取り留めた。
検察当局は、この事件で大人を刑事責任に問うか、まだ決めていないとしている。
警察によると、男児はズワーナー氏との「言い争い」の末に発砲した。銃はバックパックに入れて学校に持ち込んでいた。銃は母親のもので、合法的に購入されたものだという。
同市のハワード・グウィン検察官は米NBCニュースに、男児を訴追しない方針を明らかにした。
グウィン氏は、「6歳児が裁判の被告になるという見通しには問題がある」と発言。男児は幼すぎて法制度を理解できないと述べた。
また、「私たちが目指すのは、できるだけ早く何かをするということではない」と説明。「すべての事実を分析した上で、合理的な疑いを超えて犯罪を犯したと証明できると思われる人がいれば起訴する」とした。
米ABCニュースとのインタビューでは、6歳児は「加重暴行で有罪となるのに必要な犯意を形成できない」というのが、国内の法律専門家の一般的な共通認識だと話した。
銃撃されたズワーナー氏は、校区を相手に裁判を起こしている。