さいたま市南区の市立西浦和小から、鉄棒にネコの死骸があると17日、浦和署に通報があった。署員がひもでつるされたネコの顎とみられるものを発見、動物愛護法違反容疑で捜査している。近くの公園では13日以降、ネコとみられる足や胴体が相次いで見つかっており、関連を調べている。
 17日午前7時ごろ、西浦和小の教員から「鉄棒にネコの一部がぶら下がっている」と通報があり、駆けつけた署員がネコの顎とみられるものを見つけた。近隣住民によると、覆面パトカーや捜査員が次々とやってきて一帯は物々しい雰囲気に包まれた。

 周辺でネコとみられる死骸の一部が見つかったのは3回目だ。署によると、13日に学校から約800メートル離れた荒川彩湖公園のベンチでネコのものとみられる足2本、16日には公園の雑木林から後ろ足のない死骸が見つかった。

 同公園の管理事務所によると、16日の発見者は事務所に駆け込んできた際「気持ち悪い」と青ざめていたという。現場周辺に血痕はなく、何者かが別の場所で切断した死骸を持ち込んだ可能性がある。

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/02/18/kiji/20230218s00042000076000c.html