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毎日新聞
夜空に連なって飛行するスターリンク衛星=東京都千代田区で2023年2月4日午後6時46分、和田大典撮影
首都圏などで4日、米宇宙開発企業スペースX社の通信衛星が、列車のように連なる様子が観察された。東京都千代田区では午後6時45分ごろ、南西の空に直線上に並んだ光が移動する姿が確認できた。
【写真特集】「スターリンク」夜空に整列
この衛星は米国で2日に打ち上げられた通信サービス「スターリンク」の新たな通信衛星53基。宇宙空間に放たれると次第に衛星同士の間隔が離れていくが、放出直後は数珠つなぎに見えることから「スターリンクトレイン」と呼ばれている。今回は沖縄上空から太平洋を北東方向に移動したため、九州や大阪、名古屋など広い範囲で観察できる条件だった。
スターリンクは世界中あらゆる場所での通信を可能にする衛星通信サービスで、2022年後半には日本でもサービスが始まった。年末には全世界の加入者が100万人を超えたと発表されている。
既に4000基近くの衛星が上空数百キロの軌道に投入され、最終的には4万基以上を運用する計画もある。一方で、人工衛星の急増は、衛星同士の衝突やスペースデブリ(宇宙ごみ)の増加をもたらすと懸念されている。