【AFP=時事】ロシアは3日、2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島にある「外国の」資産を
国有化し、その資金の一部をウクライナで戦う兵士の支援に回すと発表した。

 ロシアが強制編入後に設立した「クリミア共和国」のウラジーミル・コンスタンチノフ(Vladimir Konstantinov)
最高会議(議会)議長は、ソーシャルメディアに「ロシアに敵対する国および外国人の資産を国有化する決議を
採択した」と投稿した。

 最高会議によると、決議は全会一致で採択された。ウクライナの国民と企業も対象だという。

 コンスタンチノフ氏はロシア通信(RIA)に対し、国有化する資産には、さまざまな企業や銀行の500前後の
関連施設が含まれていると説明。

「利益の一部は、ウクライナでの特別軍事作戦への参加者支援に回す」としている。

 支援の一部は土地の無償譲渡という形で分配するという。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fae6ab77dd338858e6b7c88782b9737f012a9e7