米ミシガン州フリントで2020年5月、店内でのマスク着用を求めた小売店の警備員を射殺したとして殺人などの罪に問われた一家の3人が、このほど終身刑を言い渡された。

検察によると、ディスカウント店ファミリー・ダラーの警備員だったカルバン・ムネーリンさんは、女性客にマスク着用を求めた後に銃撃された。
当時は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、州が小売店の従業員や客に対してマスク着用を義務付けていた。

この事件に関連して、シャーメル・ラッシュ・ティーグ被告(47)と夫のラリー・エドワード・ティーグ被告(47)、
シャーメル被告の息子のラモニア・トレーボン・ビショップ被告(26)の3人が、それぞれ殺人などの罪で起訴された。

同州ジェネシー郡巡回裁判所の記録によると、陪審は3被告に対し、殺人罪でそれぞれ終身刑を言い渡した。

警察の調べによると、殺害されたムネーリンさんは、シャーメル被告の娘に対して店内でのマスク着用を求めたことで、シャーメル被告と言い争いになった。

検察によると、娘は退店したが、シャーメル被告がムネーリンさんを怒鳴りつけたことから、
ムネーリンさんはシャーメル被告にも退店を求め、レジ係にはシャーメル被告に応対しないよう指示した。

シャーメル被告が店を出た約20分後、夫のラリー被告と息子のビショップ被告が現れ、
ラリー被告が妻を侮辱されたと主張してムネーリンさんを怒鳴りつけた。

続いてビショップ被告がムネーリンさんの頭部を撃ち、ムネーリンさんは後に病院で死亡した。

シャーメル被告の娘のブライア・ビショップ被告は証拠改ざんなどの罪に問われ、昨年11月に執行猶予付きの判決を言い渡された。





マスク着用求めた警備員を射殺、一家3人に終身刑 米ミシガン州
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