近大は4日、大手すしチェーンのくら寿司と連携し、ブリとヒラマサのハイブリット種「ブリヒラ」を全国のくら寿司の店舗で販売すると発表した。6日から期間限定。持続可能な養殖業の取り組みを拡大し、
全国チェーンの回転寿司店では唯一の取り組みとしている。

「ブリヒラ」は近大水産研究所が異なる魚の性質を受け継ぐ交雑魚の研究を行うなかで開発したブリ(雌)とヒラマサ(雄)の交配による独自の魚種。近大によると、冬が旬のブリは、脂のりのよさと
強い旨味が特徴だが、身が柔らかく、夏場は血合いが変色しやすくなり、ヒラマサはコリコリとした食感が楽しめ、変色しにくい特徴があるものの、脂身が少なく淡白な味わいで、食べられる時期が夏に限定されるという。

誕生したブリヒラは、ブリのうまみにヒラマサの歯ごたえと美しさを兼ね備えていると評判。完全養殖のため1年中提供が可能。一皿165円(税込、一部店舗では価格が異なる)。予定数量に達し次第販売終了となる。

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