袋井市が管理する「千鳥ケ谷池」に無断で侵入したとして、袋井署は23日までに、軽犯罪法違反の疑いで同市と磐田市に住む20~50代の男性3人を浜松区検に書類送致した。
関係者への取材で分かった。同池は市内最大の農業用のため池で、立ち入りが禁止されていたが、釣りの穴場として知られていた。3人は釣り目的で侵入したとみられる。

 書類送検されたのは、磐田市の40代の男性会社員、袋井市の20代の農業の男性と50代の男性会社員。3人の書類送検容疑は11月8日から26日までの間に、
それぞれ市が柵や看板を設置し、入ることを禁止している同市村松の千鳥ケ谷池敷地内に正当な理由なく立ち入った疑い。同署によると、3人とも容疑を認めていて、
「人気の釣り場で、興味があった」などと話しているという。

 地元住民らによると、千鳥ケ谷池には週末になると、近隣から釣り人が訪れるという。近所に住む男性(77)は、柵の内側に入って釣りをしている人を見かけたことが
あるといい「大きな池なので、落ちると危ないと思っていた」と振り返る。

 県内では釣り客の水難事故が相次ぎ、管内でも昨年、海でレジャーに訪れた男性がおぼれる死亡事故が発生している。同署は「許可されていない場所での釣りや
水遊びは危険な行為。今後も厳正に対処していく」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/070d4d9e5bbca0e93e963ae027757f0b45e10f52