宮内庁は22日、増改築工事が終わった赤坂御用地(東京・元赤坂)の秋篠宮邸の内部を報道陣に公開した。
新たな宮邸は、鉄筋コンクリート造地下1階、地上2階建て(延べ面積2972平方メートル)で、改修前(同1540平方メートル)
と比べて2倍の広さとなり、主に来客を接遇する公室部分と職員が働く事務部分が拡大された。総工費は約30億円。

公開されたのは、大広間と第1~第3応接室、大小二つの食堂などの公室部分。全体的に壁を不燃性の素材とし、
発光ダイオード(LED)照明に替えるなど防火と省エネを進めた。シャンデリアや大理石の棚板などは、
秩父宮邸として建設された1972年当時の部材を最大限活用したという。

ご一家は年度内に新宮邸に入居される予定。隣接する現在の仮住まい先の建物は、主に事務スペースとして職員が使用する。

https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20221122-OYT1T50356/
改修を終えた秋篠宮邸の外観(22日午後2時34分、東京都港区で)=西孝高撮影
https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/11/20221122-OYT1I50222-1.jpg