中国では2021年に31ある省・自治区・直轄市のうち約4割にあたる13で人口が減少し、総人口も近く減少に転じる
可能性があると中国紙、第一財経(電子版)が21日までに報じた。

中国で21年に生まれた子供は1062万人で、人口千人当たりの出生数を示す出生率は7・52。出生率から死亡率を差し引いた
「自然増加率」は0・34。人口増は48万人で近年では最も低い。

人口が減少したのは黒竜江省などの東北部のほか、河北省、山西省、天津市、上海市、重慶市など。東北部では若者の省外への
流出が多く、大都市では都市化が背景にある。天津市、湖北省、湖南省、内モンゴル自治区などでは過去数十年で初めて
減少に転じたという。

出生率が比較的高いのはチベット自治区、貴州省、寧夏回族自治区、青海省で、少数民族が多い内陸部となっている。(共同)

https://www.sankei.com/article/20221121-J73VCEKDDVPOXCWN3PHJQCBINM/