体内にできた5cmの「柿胃石」…原因は“柿の食べ過ぎ”? 医師に聞く注意点

https://news.yahoo.co.jp/articles/6bcf6265e514d9b8170cd08bee3bb10a43adc14d

体内にできる石といえば、胆石や尿管結石などの激痛を伴うものをイメージするが、柿胃石の場合は症状が出ないことも多いという。ただ、手術が必要になることもあるようだ。

「石が胃の壁に当たって潰瘍ができると、胃が痛くなる。また、石が胃の出口を塞ぐような形になると、もたれや胃の不快感などの症状が出る。一番問題なのは、石が小腸に流れていってしまうこと。小腸は細いので、ある程度詰まってしまうと腸閉塞でかなりお腹が張り、痛みも強くなる」

 気を付けなければいけないのは、「食べ過ぎ」だという。

「報告には1日に2個食べたり、いっぺんに5個食べたりした人に柿胃石が出たとも書かれている。ある程度の量を食べると胃石ができる可能性はあると思う」

 石ができた場合、コーラを飲んで溶かし、ある程度の小ささにした後で内視鏡を使って砕く治療法が効果的だとされている。

「これで柿を食べなくなってしまうのは良くないと思う。柿はミネラルを含んでいて、ビタミンAも豊富。体にいいものなので、1日1個(200g)くらいが適当だと考えている」