ドイツ政府は9日、中国企業によるドイツ半導体メーカー2社への投資を拒否したと明らかにした。認めれば
「ドイツの秩序と安全が脅かされる」と判断した。

ロイター通信などによると、中国企業がスウェーデンの子会社を通じて計画していたエルモス・セミコンダクター
(ドイツ)の工場買収禁止を閣議決定。ドイツ政府はERSエレクトロニックに対する中国側の投資も拒んだ。

ハーベック経済・気候保護相は声明で重要インフラに関わることや、欧州連合(EU)圏外に技術流出の
恐れがある場合は注意深く検討する必要があるとして「特に半導体分野はドイツや欧州の技術、
経済主権を守ることが重要だ。ドイツは開かれた投資先だが、甘くはない」と強調した。(共同)
https://www.sankei.com/article/20221110-KDJEK5VRMZPURPML3YNTOJ7564/