ハロウィン直前の週末、多くの若者が集まる韓国・梨泰院で起きた大惨事。その裏では一部の若者たちがあまりに無軌道な行動をとっていた。


阿鼻叫喚の地獄絵図

「なにこれ! ウケる!」

救助活動を手伝っている最中に聞こえてきたはしゃぐような声に、朴恩周さん(20代・仮名)は耳を疑った。

目の前に広がるのは阿鼻叫喚の地獄絵図。隙間なく密集した群衆が、さまざまな言語で助けを求めて絶叫していた。

「助けて!」「押せ!」「戻れ!」――。

四方八方から押された圧力によって、誰もが苦悶に満ちた表情を浮かべている。

裂けそうなほど口を大きく開き、断末魔のような悲鳴を上げている女性。
目を見開いたまま、動かなくなってしまった男性、顔色がみるみるうちに紫色に変わっていく少女。

それなのに――。

「酔っ払った男女が犠牲者にスマホを向けて、笑っていたのです。救急車の前で『セックス』と連呼しながら、飛び跳ねて踊っていた集団もいました。
地獄があるとしたら、あの光景のことでしょう」(前出・朴さん)




韓国・ソウル雑踏事故でメディアが報じなかった…犠牲者の横で若者たちが連呼した「卑猥な言葉」と「ヤバすぎる現場」
https://gendai.media/articles/-/101873