たばこの煙「不快」83%、受動喫煙対策求める声は半数近く…内閣府世論調査

内閣府は4日、「たばこ対策に関する世論調査」の結果を公表した。喫煙者のたばこの煙が「不快に思う」との回答は、「どちらかと言えば」を含めて83・3%に上った。政府への要望(複数回答)では受動喫煙対策の強化が48・3%で最多だった。

煙を「不快」と答えた人に不快に感じた場所(同)を聞くと、路上が70・2%で最も多く、食堂やレストランの50・9%、居酒屋やバーの39・9%、屋外喫煙所の近くが39・4%と続いた。2019年に面接方式で行った調査では、食堂やレストランが6割超で最多だった。20年に改正健康増進法が全面施行され、屋内での禁煙が進んだことが背景にあるとみられる。

政府に受動喫煙対策の強化を要望すると答えた人に、求める対策を複数回答で聞くと、病院・学校・行政機関の敷地内の禁煙が61%、屋外の喫煙場所の削減が59・4%で多かった。

調査は8月4日~9月11日、全国の18歳以上の男女3000人を対象に実施し、1556人から郵送またはインターネットで回答を得た(回答率51・9%)。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221104-OYT1T50185/