スーパーマーケットで事前に用意した値引きシールを商品に貼り付け、「セルフレジ」を通す万引きを繰り返したとして、島根県警が、
同県出雲市の作業員の男(51)を窃盗容疑で逮捕、追送検していたことがわかった。セルフレジは客が自ら決済する方式で、
男は「(周囲に)店員がいないセルフレジを狙った」と供述しているという。

 県警は8月に逮捕し、その後、同様の手口による万引きを約10件裏付けて送致。うち2件について松江地検が窃盗罪で起訴している。

 起訴状などによると、男は8月、同市内のスーパーで、値引きシールを貼った牛乳など7点をセルフレジに通し、盗むなどしたとされる。
代金計1794円のうち、97円だけ支払っていた。セルフレジは無人のため、人を欺いて財物を交付させる詐欺罪ではなく、窃盗罪にあたると判断したとみられる。

 男は過去に購入した見切り品のシールを財布に保管し、食料品や日用品などで使い分けていた。他の店舗のシールも入っていたという。

 セルフレジには防犯カメラが設置されており、店側が県警に相談していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e33f56cc661670e9c9afb6cc083473451c48dee1