29日夜11時梨泰院。 圧死事故で息を切らしながら道端に散らばっている人々、友人が受けた惨事に泣き叫ぶ知人たち、一人でも何とか生かそうと心肺蘇生法を試みる消防士たちと市民の間で歌声が大きく響いた。 有名ポップソング「セッ〇ス·オン·ザ·ビーチ」だった。
一部の市民が生と死の境界で奮闘する彼らのそばで救急車の赤い警光灯を光として踊った。 事故の事実を知ったが彼らは自分の遊興を止めなかった。
SNSに公開された今回の映像で、韓国のネチズンだけでなく海外ネチズンも「彼らは悪魔」として唖然とした。泣き叫びに染まった梨泰院をさらに悲劇に追い込んだのは、一部市民の常識外れの行動だった。 海外SNSであるネチズンは「片方では心肺蘇生法を行い、片方では音楽に合わせて踊る珍しい風景」と話した。 また別の外国人ネチズンは「あの現場であのように踊ることができるのか」と反問した。
一部のクラブは事故を気にせず音楽を流し続けていた。あるクラブの電光掲示板には「梨泰院圧死ノーノーノー楽しく遊ぼう」という文句が書かれた写真も掲載された。 当時、現場にいた30代の会社員ナム某氏は「梨泰院のハロウィンは幽霊たちの祭りではなく悪魔たちの遊び場だった」とし「悪魔はまさに酒と遊興に狂った一部の若者たち」と話した。
圧死事故が起きた直後、梨泰院一帯はまさに修羅場だった。 警察と消防当局は事故直後の夜10時20分頃、現場に出動したが、人混みがすでに埋まっている状況で現場に接近しにくかった。 すでに事故が起きて1時間後にも数多くの人波が依然として梨泰院付近で帰宅せずに夜を楽しんでいる姿だった。
警察は拡声器で「早急に帰宅してください」と叫んだが、一部の市民は微動だにしないまま現場を見物し撮影するのに忙しかった。
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