米IT大手メタ(旧フェイスブック)が26日発表した2022年7~9月期決算は売上高が前年同期比4%減の
277億1400万ドル(約4兆600億円)となり、2四半期連続で減った。最終利益も52%減の43億9500万ドルと半減。
中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」との競争激化や景気減速で、主力のインターネット広告収入が減った。

大幅な最終減益になったのは、仮想空間「メタバース」への投資負担により、VR(仮想現実)や拡張現実(AR)を手がける
「リアリティーラボ」部門の赤字拡大も要因。

米グーグルの親会社、アルファベットが25日発表した7~9月期最終利益も27%減と苦戦。企業が広告出稿を
絞り込んでいる中で、ネット広告を柱としている巨大ITへの逆風が強まっている。(共同)

https://www.sankei.com/article/20221027-NKEIBXJUEBPXNESFFMHEKSZXPQ/