
蒲田署管内で一番問題になっているのが、違法に性的サービスを提供する中国人の店の客引きです。終電間際の時間帯に、酔っぱらい客を狙うことが多いといいます。
実態を取材するため、平日の深夜、記者が歩いてみると、中国人の女性が声をかけてきました。
女性の客引き
「お店案内する、見てていやだったら帰ればいい。変な店じゃなくて、ね」
記者
「ちょっと待って、怖い」
気付くと3人集まり、取り囲まれる形になりました。
女性の客引き
「見てから、怖くない。ウソ言わない店ね、入ってみるね、案内するから」
断っても腕をつかんで執拗(しつよう)に店に連れ込もうとします。振り切ると、中国人の女性は駅周辺で別の客を探していました。
こうした状況を打開すべく、蒲田署は強制捜査に乗り出しました。ターゲットは、記者も強引に連れ込まれそうになった中国人の店です。
店関係者
「わたし何もしてないでしょ!」
捜査員
「あとで説明するから、とりあえず来て」
捜査員が、女2人を店まで任意同行します。
店関係者
「わたし本当にやってないから」
捜査員は、男性客が店でこの女から性的サービスを受けたことを確認しました。
捜査員
「はい、令状ね、『捜索差し押さえ許可状』、『風俗営業等の規制および業務の適正化等に関する法律違反』」
店関係者
「わたし日本語分からない」
摘発には通訳も同行し、女に説明します。
捜査員
「はい、じゃあ1時55分で現行犯逮捕。同時刻でガサ開始」
風俗営業の禁止地域にもかかわらず、ビルの1室で性的サービスを行ったとして、女が現行犯逮捕されました。
警視庁は夜の街のパトロールを続け、年末の忘年会シーズンに向けて取り締まりを強化していく方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/17e5d805f8fc744a3406ce91be4b238b5864b0a3