タス通信によると、ロシア軍が合同部隊に参加する名目で同盟国ベラルーシ領内に入った。ベラルーシ国防省が15日、発表した。ウクライナの北の隣国に当たり、国境地帯の緊張が高まる恐れがある。

「欧州最後の独裁者」と呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領は10日、ロシア軍との合同部隊の展開でプーチン大統領と合意したと説明。ただ、活動場所・目的について不明な点が多く、ウクライナ侵攻にベラルーシが参戦する隠れみのではないかという観測も浮上している。

独立系メディアは13日、ルカシェンコ政権が極秘に国民を動員する方針を決めたと報道。また、ルカシェンコ氏は14日、カザフスタンでロシア国営テレビに対し「(対テロ作戦の)態勢に入った」と明らかにしていた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB153GL0V11C22A0000000/