道下美里が失格で世界新が幻に…ゴール巡り混乱、レガシーハーフマラソン

 東京パラリンピックのマラソンコースを活用する第1回の「東京レガシーハーフマラソン」が16日、国立競技場を発着点に行われ、東京パラ女子
マラソン(視覚障害T12)金メダルの道下美里(三井住友海上)は失格に終わった。世界パラ陸連が設定する世界記録(1時間25分59秒)を上回る
1時間23分34秒でフィニッシュしたが、ガイドランナーが先にゴールしたため。

 大会は市民ランナーと一緒に実施。ガイドランナーの志田さんによると、一般ランナーと一緒に走る大会では通常、外側のレーンからゴールする。
しかし約100メートル手前で係員から内側に行くよう指示があり、混乱。ゴールにさしかかったときは多くの市民ランナーでごった返していたこと
や、ゴール直前にテープが張られたことで内側に誘導できず、テープを気にしたまま先にフィニッシュしてしまったという。

 ゴールが内側になることは事前に案内がなく、レース後主催者側に確認したところ「臨機応変にし、ゴール前で指示をしようということだった」
と説明されたという。志田さんは「全部伴走者のせい」と道下に謝った上で、改善を要請したことを明かした。

 道下は「こういうこともある」と笑顔を崩さず、「しっかり力はついている」と今後のレースに目を向けた。

 早野忠昭レースディレクターは「原因究明中で、この後いろいろ調べて参りたいし、運営側の責任であるようなら改善しないといけない。もちろ
ん再発防止はしたい」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae5c90638a34008e1561174c0ff08de8e903e97e

動画
https://youtu.be/KdFlwj5EVyk?t=4021