上野動物園で4日、昨年6月に生まれた双子のジャイアントパンダの通常の形での公開が始まった。
今年3月から事前申し込みの上、抽選で観覧者が選ばれていた。
雄シャオシャオと雌レイレイの双子は、母親のシンシンと同じパンダ舎ですくすく育っている。
この日、午前10時の観覧開始を前に約350人が列をつくり、最長で60分待ちとなった。
来園者は竹の葉を食べたり、木の上に寝転がったりするパンダたちをカメラに収めていた。
荒川区から来た田村玉江さん（73）はこれまで何度も抽選に外れていたという。「ようやく見られた。双子は寝ていたけど、かわいかった」。
ハワイ州から学校の秋休みに合わせて家族で日本を訪れている小学3年の鈴木虹春さん（8つ）は初めてパンダを見たといい「思っていたよりも大きかった。また見に来たい」と笑顔を見せた。
パンダの観覧は午前10時から午後4時まで。締め切りは午後3時半で、混雑状況により、それより早く締め切る場合もある。
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