秋のトンボを見ると、寂しくなるんですよ【ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ】

 もう9月になりましたが、最近は、まだまだ暑いですね。ダンプが阪神にいた50年以上前の昭和の時代は、8月半ばごろになると少しずつ朝晩が涼しくなって、ナイター練習のときにトンボが甲子園に入ってきました。シオカラトンボ、オニヤンマと少々大きな2種類のトンボが少し涼しくなった芝生の上をスイスイとね。

 このころになると、一軍でも二軍でも成績が悪く、ベテランになった人が「あ~、トンボが来たか。クビが涼しくなってきたな」とよく大きな声で言っていました。全員じゃないけど、もう少しすると、その声が小さくなり、あまり言わんくなって消えていく人もいます。野球の世界で秋は優勝だ、タイトルだと景気のいい話が多いけど、そういう寂しいこともある季節です。でも、あのトンボ、昭和の終わりくらいになると、もう飛んでなかったな。理由は分かりませんが、周りに緑がなくなったりしたんですかね。

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