都立高入試の男女別定員が24年度にも撤廃、23年度は男女不問枠2割に拡大 現場からは歓迎の声
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全国の公立高校で唯一、男女別定員を設けている東京都教育委員会は22日、早ければ2024年度入試から撤廃する方針を確認した。

時期が明示されたのは初めて。男女別定員は男女間で合格ラインに差が生じ、「不公平だ」として問題視されており、都教委は解消に向けスケジュールをようやく具体化した。23年度からは前段として、性別に関係なく得点順で合否判定する枠を現行の1割から2割に広げる。(加藤健太)

 この日の都教委の定例会で、都教委の事務局に当たる教育庁の担当者が「2割に広げた結果を分析し、男女合同選抜に早期に移行したい」と説明。その上で、全面移行を早くて24年度入試とする案を示した。
 委員から異論はなく、新井紀子委員は「女子が増えると推測される高校では、トイレや着替え部屋などを整備してほしい」と求めた。