中国が台湾への軍事的圧力を強める中、アメリカ海軍は軍の艦艇がカナダ海軍と合同で台湾海峡を通過したと発表しました。

アメリカ海軍の第7艦隊は20日、ミサイル駆逐艦「「ヒギンズ」がカナダ海軍のフリゲート艦「バンクーバー」と台湾海峡を通過したと
明らかにしました。第7艦隊は「自由で開かれたインド太平洋に対するアメリカと同盟国の関与を示すものだ」と説明。
台湾への軍事的圧力を強める中国をけん制する狙いがあるものとみられます。

一方、この動きについて、さきほど中国軍で台湾を管轄する東部戦区は「すべての行程を追跡し、警戒監視に当たった」とした上で、
「部隊は常に厳戒態勢にあり、あらゆる脅威と挑発に断固対抗し、国家の主権と領土の保全を断固守る」とするコメントを発表しました。

台湾をめぐっては、バイデン大統領が18日に放送されたアメリカCBSテレビとのインタビューで、中国が台湾に侵攻した場合は
アメリカ軍が守ると明言していますが、バイデン政権で国家安全保障問題を担当するサリバン大統領補佐官は「大統領は
台湾政策を変えないと明確にしている」と強調しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/69281f62dc64934cb6043d1d1b0874a03038d950